猫を飼っている人はきっとみなさん「かわいくてかわいくてたまらない。」と思っていることでしょう。
ですが、人間が良かれと思い行っていることが猫にとってはストレスになりうることも。
今回は猫のストレスと対処法についてご紹介します。
猫が感じるストレスの原因とは
環境の変化
猫は人間よりも環境の変化に敏感です。
引っ越しや長時間の留守番、新しい猫を迎え入れる、普段使用しているベッドやトイレ・食器を変更するなどの環境の変化は猫にとって大きなストレスの原因になることも。
また、食事の種類を変更して味を変えてしまうことがストレスにつながる場合もあります。
大きな音
猫は聴覚が鋭く音に敏感なので、寝ていても音ですぐに目覚めてしまうことがあります。
ドアの開閉や車の音、人間の歩く足音、大音量のテレビや話し声など、人間にとってはたいして気にならない音が、猫にとってはストレスの原因となるくらいの騒音になってしまいます。
自分の使うものが不潔
猫はとってもきれい好きです。そのため、普段猫が使うトイレや食器類などは汚れていると不快感を感じます。
特にトイレは、常に清潔な状態を保っていてあげないと落ち着いてトイレをすることができません。汚れているからとトイレを我慢してしまうことも。
過度のスキンシップ
人間同様に猫にも性格があり一匹一匹好きなことや嫌いなことが違います。
抱っこされることが好きな猫・嫌いな猫、人間のそばにいるのが好きな猫、自分のスペースでくつろぐのが好きな猫などさまざま。
人間に触れられることがあまり好きではない猫に、過度に触ったり抱っこしてしまったりするとそれがストレスの原因なってしまうことがあります。
かわいくてついついスキンシップを求めてしまうんだよね・・・
ストレスが猫に引き起こすこと(ストレスサイン)
トイレ以外の場所で排泄をする
ベッドの下やソファの後ろなど、目につきにくいトイレ以外の場所で粗相をしてしまうようになります。
尿スプレーをしてしまうことも。
ひげが抜ける
猫はストレスを感じるとひげが抜けてしまうことがあります。
細くて見えにくいので、掃除のときにひげが抜けているのを見つけた、なんてことも。
隠れて出てこなくなる
一匹でゆっくり眠りたいときもあるでしょう。しかし、1日以上隠れて出てこない、ということがあればストレスを感じていると考えた方がいいです。
食欲がなくなる
普段より食欲がなくなり、ご飯をあまり食べなくなります。
「いつも食べている量を食べない。」「ご飯を欲しがらない。」というようなことがあったら要注意。
猫のストレスサインをキャッチしたときの対処法
環境を整える
引っ越しで環境が変わってしまった場合には、なるべく引っ越し前と同じ環境に近づけてあげることが大切です。
ベッドやトイレ、食器類の配置だけでなく、引っ越し前に使っていたものはそのまま使うなど。
食事の種類を変更するときは、突然変えずに1週間くらいかけて徐々に慣らしていくようにしましょう。
トイレの場所を増やす・清潔にする
トイレは一か所だけでなく数か所に配置してあげるのがおすすめです。
数か所に設置しておくことで、猫が自分で静かな場所を選んで、ゆっくりトイレをすることができます。
我が家はリビングと寝室に設置しているよ。日中でも寝室に行ってトイレをすることが多いかな。
また、排泄をしたあとはなるべく早く掃除し、きれいなトイレ砂を補充しておいてあげるようにしましょう。
プライベートスペースを確保する
猫がゆっくり休める場所を一か所だけでなく数か所にわけて用意してあげましょう。それは猫にとっての隠れ場所となるため、身を隠したり一匹でゆっくりしたいときに使える場所になります。
我が家は、ふだんはリビングにいるけど飼い主がうるさいときは寝室の段ボールに入っているよ。簡易的に作ったのに気に入ってしまった・・・
遊びと運動
室内猫は運動不足になりやすいです。運動を兼ねて一緒に遊んであげましょう。
猫はあまり持久力がないので、全力で1回5分~10分程度づつ遊んであげるといいです。
もちろん猫によって違うので、必ず猫のペースに合わせるようにしなければいけません。
猫じゃらしを使う、追いかけっこをする、など遊び方はさまざま。猫のお気に入りの遊び方、お気に入りのおもちゃを見つけてあげてください。
うちはピンクのネズミのおもちゃがお気に入り。投げると走って取りに行くよ。猫じゃらしよりも好きな遊びだよ。
価格:117円 |
まとめ
愛猫が少しでもいつもと違う行動やしぐさをしたら、それはストレスサインかも?
ストレスサインを感じたらすぐにでもストレス解消をしてあげるのが一番です。
愛猫が快適な暮らしをすることができるようにしてあげましょう。
コメント