「猫を家族に迎え入れたい。」と考えている人は世の中に多くいます。
しかし、飼い始めたものの・・・
・こんなはずじゃなかったし、こんなのならいらない。
・避妊・去勢してなかったら子猫が産まれて捨てた。
・猫を飼うのがこんなに大変だと思わなかった。
とういう非情な人がいるのも現実です。
もちろんそれは一部の人ですが、本当に悲しいことです。
猫を迎え入れるということは、その猫の生涯最期のときまで、ともに生活し面倒をみていくということ。その当たり前のことができない人に猫を飼う資格はありませんよね。
この記事では、猫を迎え入れるための心構えについてご紹介します。猫を迎え入れようと検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。
猫を迎え入れるための心構え
猫を育てるためにはお金がかかる
生き物を飼うわけですから当然のことながらお金がかかります。今まで自分が自由に使えていたお金や貯金に回していたお金が、猫に消えてしまうことに。
もちろん、猫を迎え入れる前に必要最低限必要なものを買いそろえる必要があるので、猫を迎え入れる前からお金がかかります。
猫を迎え入れてからも毎月の食事代、トイレの砂代などにお金がかかり、それ以外にもワクチン代や病院などの臨時出費もあります。猫の保険に入る人は保険代もかかります。
おもちゃや爪とぎなども定期的に買い替えたり補充も必要です。
長期間家を空けることが困難になる
もし飼い主さんが旅行や出張などで数日間家を空けることになる場合、猫はどうしますか？
動物病院やペットホテルを利用する、家族や友人に預かってもらうなど、方法はいくつかありますが、万が一に備えて不在になる場合の猫の預かり先を明確にしておかなければいけません。
猫は孤独に強いと言われていますが、それでも愛する飼い主さんと長期間離れるのはとても寂しいことです。そして環境や場所は猫にとって大きなストレスにつながります。
簡単に家を空けることはできなくなってしまうということです。
うちの子は数時間家を空けただけで寂しがるよ。すがるような悲しそうな目がかわいそうで、なるべく眠ってるときに出かけたりするよ。あとは頑張って早く帰ってくるよ。
猫がいると部屋が散らかる・掃除が大変
子猫の場合は特に元気いっぱいの時期。たくさんのことに興味を示します。部屋を片付けたそばからグチャグチャにしたりなにかを壊したりすることも。
トイレクリーニングがまだだったり、発情期のときにはマーキングやトイレ以外の場所で粗相をしてしまうことがあります。トイレの砂を散らかしまくることだってあります。
また、温かい春の時期になると毛が抜けやすくなるので、あちこちに毛が抜け落ちていたりもします。掃除機だけでは取り切れないので、掃除機のほかにコロコロをかけたり、掃除にも今まで以上に時間がかかります。
猫はきれい好きなので、トイレもこまめに掃除して常にきれいな状態にしておいてあげないといけません。においが部屋にこもることもあるので消臭対策も必要になります。
猫中心の生活になる
猫は基本夜型なので、早朝4時、5時にお腹が減ったと起こされることも少なくありません。
一緒に暮らしていると飼い主さんの睡眠サイクルと同じように夜の間は静かにぐっすり眠っている猫もいます。しかし猫の朝は早いのです。
我が家は夜12時くらいに一緒に寝るんだけど、6時までには必ず起こされるよ！
猫がストレスをためないように、運動を兼ねてたくさん遊んであげる必要があります。飼い主さんが忙しくても疲れていても食事中でももちろんお構いなし。
猫が遊びたいときに、猫のペースに合わせて遊んであげなければいけません。
猫は噛む・ひっかく
長く一緒にいても噛んでくることがあります。でもそれは飼い主さんを嫌っているわけではなく、猫にとっては遊んだりじゃれたりしているだけ。
本気の噛みではなく甘噛みなのですが、これが結構痛い。もちろんひっかいてくることもあります。
気に入らないことがあると怒るし、いじけたような態度を取ります。「シャー」と威嚇してくるようなことも。
猫はこまめなお手入れが必要
爪切りや歯磨き、ブラッシングなど、こまめなお手入れをしてあげる必要があります。
爪切りは定期的に切って短くしておくことで、ひっかかれたときに痛くないので、大変でもしておくのがおすすめ。
口臭予防や病気予防になるので、迎え入れたときから歯磨きする習慣をつけておくといいです。
特に長毛の猫は毎日ブラッシングをしてあげないと毛が絡まってしまったりします。短毛の猫でも毎日できなくてもこまめにやってあげるのがおすすめ。
猫を迎え入れるなら一生添い遂げる覚悟を
猫は確かに「かわいい」だけではなく、大変なことや心配なこともあります。ですが猫は「無償の愛」を飼い主さんに与えてくれますよ。
それは大変なことや心配なことなんてまったく苦にならない、むしろ「この子のために頑張ろう」と飼い主さんのモチベーションにつながります。
猫は言葉を話せない赤ちゃんと一緒だよ。飼い主さんにとっては大切な子どもになる存在だよ。
ぜひ、一生添い遂げる覚悟を持って猫を迎え入れてあげてくださいね。
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