先月、7月23日に我が家の家族になった9か月のメス猫のモコ。
本日8月7日、去勢手術のためにモコが育った動物病院へ行ってきました。
去勢手術までの流れから、手術後の注意点や様子などをご紹介します。
オーストラリアでの猫の去勢について
英国動物虐待防止協会(RSPCA)やアニマルシェルターでは、毎年約160,000匹の動物を受け入れていて、その多くが計画外の繁殖の結果です。
去勢をすることで、動物たちの望まない妊娠を避け、孤独になる動物たちを減らすことができます。
オーストラリアでは、州ごとに異なりますが、州政府に去勢済みの登録が必要。
繁殖許可のあるブリーダーは例外です。
去勢をするメリット
一部ですが、National Desexing Netwark(NDN)から引用。
精巣癌、男性の前立腺癌/疾患、および女性の嚢胞性卵巣、卵巣腫瘍、急性子宮感染症および乳癌などの生殖器官の癌または他の疾患にかかるリスクの低減、および乳癌、肛門周囲のような他の疾患 腫瘍および肛門周囲ヘルニア。
継続的に繁殖すると、女性は身体的および栄養的疲労に苦しむ可能性があります。
ペットは通常、より長く健康的な生活を送ることができます。
ペットは歩き回ったり、戦ったりする傾向が低く、迷子や怪我をする可能性が低くなります。
室内での縄張り行動を減らします。
より愛情深くなり、より良い仲間になります。
去勢までの流れ
英国動物虐待防止協会(RSPCA)やアニマルシェルター、動物病院を介して猫を譲渡してもらった場合、去勢済み、または去勢の予定が組まれていることがほとんどです。
我が家では、動物病院から9か月のモコを引き取りましたが、その時点ではまだ去勢はしていませんでした。
1週間程度一緒に暮らして、新しい家に慣れたら去勢の予定を組みます。と看護師さんから言われていました。
その後、譲渡から2週間後に予定されていた予防接種とともに去勢手術の予定を組みました。
去勢の費用
去勢の費用は、譲渡時の費用に含まれています。
我が家は、譲渡時に150ドル(11200円)病院に支払っているのでその中に含まれているということですね。
なので今回はオプション費用として、傷口を舐めるのを防ぐ「エリザベスカラー」を買いました。これが18ドル(1300円)。
まあ、結局エリザベスカラーは全然使わなかったけどね。嫌がって大変だった・・・
日本には、エリザベスカラーの代わりになるエリザベスウェアというものがあるそうです。服だったら自分で脱げないし、ケガをしたときに備えて1枚あれば便利だなと思いました。
価格:3,190円 |
それから吐き気止めの注射(術後の嘔吐防止)38ドル (2800円)
トータルで56ドル(4100円)払いました。
去勢当日の流れ
- 前日の夜9時以降絶飲食。
- 朝の7時半に病院に連れていきました。(時間は病院と相談済み)
- 看護師さんからの説明があります。
モコは今回、去勢手術に加えて予防接種に爪切りと盛りだくさん。
同意書にサインをしたら終了。 - 病院から電話がくるまでしばしのお別れです。
看護師さんが入院中のモコの写真を送ってくれたよ。
これはありがたいサービス。
- 7時半に病院に連れて行き、11時に終了の電話を受けました。
13時ころに迎えに来てと言われたので、まだまだ会えません。 - 病院に着いて、獣医さんからの説明を聞いたあと、モコを連れて帰宅しました。
手術後の注意事項
①手術当日の食事はいつもより少なめに。どうしても欲しがったら時間を空けて少量与えてもOK。
➁お水は常に飲める位置に。
➂温かくて静かな部屋で過ごさせる。部屋と部屋の移動はせずひとつの部屋で。
④完全に麻酔が切れるまでは24時間以上かかるので、刺激を与えない。
➄傷口を舐めないようにエリザベスカラーをしてガード。
エリザベスカラーは嫌がってすぐに外しちゃったけど、手術当日は麻酔が覚めきってないのもあって舐めたりはしなかったよ。
次の日からは舐めようとしたら必死で止めたよ!
食事について
病院ではロイヤルカナンシリーズが推奨されています。
ロイヤルカナンは、日本の動物病院でも多く取り扱われていますね。
ロイヤルカナン 猫用 セレクトプロテイン チキン&ライス(パウチ) 85g×1袋 ウェットフード 療法食 価格:145円 |
手術後のアフターケアについて
これは動物病院によって違うのかもしれません。
うちのモコがお世話になっている動物病院の場合は、以下になります。
・3日間の薬の内服(ご飯に混ぜる液体タイプ)
・手術から3日後に受診、傷の確認
・手術から1週間後に受診、傷の確認
2回の受診料も最初の譲渡代に含まれているから料金はかかりません。
たいせつな家族を守ろう
猫といえど家族です。モコはわたしとパートナーにとって大切な娘です。
だからこそ、できる限りのケアをしてあげて愛してあげなければいけません。
「去勢」は猫にとっては身体的、精神的大きな負担になり、回復までに少し時間も必要になりますが、その後のことを考えたら必要なものだと思います。
愛する猫としあわせな生活を送りましょう。
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